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AQC107 10GBASE-TのLANカード

家庭内のネットワーク環境を10GBASEにするべく下記のネットワークカードを購入しました。 TP-LINK TX401 LR-LINK LREC6880BT いずれもAquantia社(現Marvell社)のAQC107というチップが使われています。 しかし、AQC107は接続が不安定でした。 イベントビューアーを見ますと、 "AQUANTIA 10G Ethernet connection : ネットワーク アダプターが見つかりませんでした。" という表示が出て、一切のネット接続ができなくなります。 再起動するとまたネット接続できるようになるのですが、しばらくすると回線が切断されてしまいます。 以下、私なりの対策をメモしておきます。 1,  Marvell社のホームページ より最新版ファームウェア及びドライバをダウンロードしインストールする(重要)。 2, ネットワークアダプタのプロパティより、以下の設定をする(重要)。      Recv Segment Coalescing (IPv4)      オフ      Recv Segment Coalescing (IPv6)      オフ 一部ゲームソフト等では何をしてもロストしますので、その場合には諦めるしかありません。 かなり癖の強いゴミチップだと思います。 素直に2.5Gbps NICかIntel製品を購入したほうが良いと思います。 (自分はAQC107製品を3枚も買っちゃったんだよなぁ・・・。) 以上 追記 2022/11/01 LP LINK製品で動作テスト中。 熱暴走対策としてヒートシンクに 40 x 40mmファンを両面テープでくっつけてみました。 設定はこちらのブログを参考に。 http://sparrow07.blog.fc2.com/blog-entry-266.html 追記 2023/11/10 久々に動作テストを行いました。 最新ドライバを入れたところ普通に安定しました。 特別な設定も不要です。

Presearchにノードとして参加してみた

Presearchとは  検閲のない匿名性の強い検索サービス。  検閲のなさで言えばDuckDuckGoやBraveSearchよりも上かもしれない。  (情報リテラシーの高い方ならご存知だと思いますが、Googleなどは既得権益者にとって都合の悪いものは表示しなかったりしています。)  様々な検索サービスにそのまま飛べるので検索の窓口としても使える。  ログインして利用すればPREというトークンがもらえる。   presearch.com  招待コード付リンク: https://presearch.com/signup?rid=3916266 Presearchのノードとは  サーバーが分散型となっており、自前のサーバーを用意して参加することができる。  ノードとして参加すると報酬にPREトークンがもらえる。  最低4000PRE必要。1PRE=4円ぐらいだがETHの送金手数料が馬鹿に高いので現実的にはもっと掛かる。 ノードとして参加するには   https://docs.presearch.io/nodes/setup  セキュリティの観点からVPSを用意するのが良いと思う。 儲かるか  ビジネスの観点で考えるならあまり儲からない。  損はしていないが収益性に乏しい。月に数百円ぐらい。  そして送金手数料を考えると現実的ではなくなる。  4000PREでスタートするのに結局40,000円ぐらいかかった気がする。  遊びで協力する感覚で良いと思う。  自前ノードによる検索クエリ数とか見ていると楽しい気分になるので。 以上

NTP Poolに参加してみた

NTP Poolとは  参加型のNTPサーバー群です。  Androidとかここで時刻合わせしています。   https://www.ntppool.org/ja/ Linuxサーバーを用意する  私はVPSを使っている。NTT WebArena Indigoというところ。 NTPサーバーとして設定する  参考: https://centossrv.com/chrony.shtml ここの #Allow NTP client access from local network. というところで、 「allow all」 とすることで世界中からアクセス可能となる。 NTP POOLにもどり   https://manage.ntppool.org/manage でサインアップ・サインインしてから、 用意したNTPサーバーのIPアドレスを設定する。 以上 追記1: WebArena IndigoではIPv4でNTP Poolに登録しないほうが良いです。 おそらくですがWebArenaの運営サイドでIPv4自体を遮断されました。 IPv4ではPingも通らないSSHも通らない。IPv6では通る。 インスタンスを作り直して再び同じ目に合ったのでほぼ確実だと思います。 通信量はさほど無いはずですが、アクセス数があると遮断するのかもしれないです。 参考:規約 https://web.arena.ne.jp/pdf/CommonAgreement.pdf もともとWebArenaIndigoのIPv4は不安定気味なので少しでも通信を安定させたいのでしょうか。流石にどこか見えやすいところに警告文を入れるとか制限掛ける前に通告いれろよって思いましたが。 ちなみにIPv6はアクセス数が少ないのか遮断されてませんでした。 無駄に時間かかってしまった。安かろう悪かろうだ。 追記2: IPv6のみアクセス可能にする。 起動オプション -6 をsystemctlの設定ファイルに加える。 自分の場合は、/usr/lib/systemd/system/chronyd.service にあった。 赤字部分を追加する。 [Service] Type=forking PIDFile=/run/chrony/chronyd.pid EnvironmentFile=-/etc/sysconfig/chron

Mellanox ConnextX-3 NICにより10Gbps環境に

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先日投稿したNICはPCIe x8であり、私のマザーボードはPCIe x4であるため、実際にはそれほど速度が出ていませんでした。 今回は代わりにMellanox社(現NVIDIA傘下)のConnextX-3 NICを試してみました。 https://www.amazon.co.jp/gp/product/B08NDRBV3H ドライバはWindowsが自動的に最新版をインストールしました。すごい。 一応NIVIDIAホームページでもダウンロードできますが、こっちのほうが古いかもしれない。 https://network.nvidia.com/support/firmware/connectx3en/ スピードテストの結果はこんな感じ。 2022/11/04 18:00 auひかり5Gbps契約でこれなので、まあまあですね。 どうやらアップロードの速度は絞られているようです。 以上

X520-DA1ネットワークカードにて10Gbps環境に

 Windows11のPCにて、10GBASE-Tの環境にしたかったのでまたネットワークカードを購入しました。 https://www.amazon.co.jp/gp/product/B0B9XGNFM9/ 試したことその① 最新ドライバはこちら。 https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/products/sku/68669/intel-ethernet-converged-network-adapter-x520da1/downloads.html しかしそのままではインストールできません。 付属のCDからドライバのインストールでも一応動きますが、古いため速度がいまいち出ません。 https://lowreal.net/2022/11/01/2 を参考に手動でインストールしました。 (最後まで完了しませんでしたがインストールはできています) 試したことその② https://tatuiyo.xyz/?p=648 を参考に、 ixn65x64.infを探し出し、 以下に書き換え。 41行目 %Intel%     = Intel, NTamd64.6.1, NTamd64.6.1.1, NTamd64.6.2, NTamd64.6.3, NTamd64.10.0, NTamd64.11.0 45行目 [Intel.NTamd64.11.0] 手動でインストール 試したことその③ https://www.intel.co.jp/content/www/jp/ja/download/18293/intel-network-adapter-driver-for-windows-10.html 普通にインストールできました。 ドライバのバージョンは 2021/03/13 4.1.239.0 で現時点で最新版です。 詳細設定の欄もでました。これにて完了。 以上

NextDNSからAdguardDNSに変更

NextDNSは何故か国内ではなく海外サーバーに接続されられることが増え、遅延が生じておりました。 仕方がないので国内サーバーのIPアドレスを探し出して利用していました。 しかし新たな問題が生じており、NextDNSでは名前解決ができない最悪な状況に遭遇してました。 例えばYouTubeを見ようとしてもサイトまで到達できないということです。 しばしの間、URLとアドレスを個別で紐づけて閲覧できるようにしてましたが、流石にもう利用は無理だという判断に至りました。 それにしても、最後までサービスを提供できず年間の料金を徴収していることを考えると、もはやSCAMだなぁとおもいました。(マイナーあるあるですねぇ) さて、同様のサービスを探してみたところ、Adguardが行っていました。 試しに利用してみたところ、とても使い勝手が良かったため、NextDNSから乗り換えました。 おすすめです。 以上

Android, TaskerでAdguard経由でPrivate DNSをアプリごとに変更する

セキュリティの強いDNSサーバーを使うと、おサイフケータイにかかるアプリ等が利用できなくなることがあります。 そのため、DNSを動的に選択したいという願いがありました。 前々回の記事 ではその要望を満たすためのものとなりますが、今回はそれを応用してAdguardのアプリ上でDNSサーバーを動的に変更できるようにしました。 これによりDNS over QUICも使えるので、モバイル回線上でもネットワークの高速化が期待できます。 今回の話はiPhoneでは利用できませんので今すぐAndroidにしましょう(布教)。 アプリ上のAdguardにて、カスタムDNSを2つ作成する。名前は適当で良い ・DNSServer_Security  quic://ご自身の利用したいDNSアドレス(セキュリティの強いもの) ・DNSServer_NoGuard  quic://ご自身の利用したいDNSアドレス(セキュリティの弱いもの) ※ここではquicを利用しているが、tlsでもhttpsでも可能。 Adguardにて「高度な設定」にて「自動化」を「ON」にする。 PINコードをメモする。 Taskerにてタスクを2つ作成する。名前は適当で良い。 ・ガードON ・ガードOFF ・ガードON の設定をする。  「+」→「システム」→「インテントを送信」 アクション  dns_server MINEタイプ  空欄 データ  空欄 Extra  server:DNSServer_Swecurity Extra  password:先程のPINを記入 パッケージ  com.adguard.android クラス  com.adguard.android.receivers.AutomationReceiver ・ガードOFF の設定をする。  「+」→「システム」→「インテントを送信」 アクション  dns_server MINEタイプ  空欄 データ  空欄 Extra  server:DNSServer_NoGuard Extra  password:先程のPINを記入 パッケージ  com.adguard.android クラス  com.adguard.android.receivers.AutomationReceiver Taskerにてプロファイルを2つ作成する。名前は適当でよい